映画レビュー

「ミッドサマー」あらすじ・感想ホラーなのに色鮮やかな世界観

「ミッドサマー」 

2019年公開  監督・脚本 アリ・アスター

あらすじ

アメリカの大学生のダニーと恋人のクリスとその仲間たち5人は

スウェーデンの夏至に行われる90年に一度行われる祝がに誘われる。

スウェーデンの人里離れた「ホルガ村」で人々は着飾り

美しい花々が咲き乱れる。

5人は白夜の中、村人から優しく迎えられる。

しかし閉鎖空間の中、少しづつ不穏な空気が流れ始め5人の心は

かき乱されていく・・・

感想

ジャンルで言えばホラーではありますが、

終始ホラーの定番の暗いシーンがほぼありません。

舞台をスウェーデンにすることで白夜という

一日中「日」が落ちない世界感(夜を作らない)を作っていたり、

また作中に出てくる「ホルガ村」住人は皆白い衣装を着ていたりと、

色鮮やかな花々を映しだすことで映像はとても明るい描写になっています。

その色鮮やかな世界観の中、残酷とも言える昔からの習慣・風習を

5人が目の当たりにしていくことでホラー感が増しているように

感じます。

ラストは予想外ということはありませんが、

ダニーのラストの表情がとても印象的でした。

(C)2019 A24 FILMS LLC. All Rights Reserved.

ミッドサマー公式サイト